奥井亜紀 2003.11.29 渋谷0-WEST

URUGOMEの翌日、今度は河野さんがバックメンバーとして参加する奥井亜紀さんの ワンマンライヴに言って来ました。
奥井亜紀さん河野さんが以前からサポートしていたそうですが、 活動休止を経て昨年1月にワンマンライヴをやった時に初めて観に行き、 心に残るものがあったので、その後も河野さんが参加されるという情報が入った時には なるべくライヴに行くようにしていました。
奥井亜紀さんは自分で作詞・作曲をなさるので、河野さんが楽曲を提供したりすることは ないのですが、ライヴの時には河野さんのアレンジも入っているようで、 ライヴもとても見ごたえがあると思います。
ご本人もライヴで「きれいな声を出すことよりも、もっと血を流したり、涙を流したり、 そんな思いを伝える歌い方ができないかといつも考えている」とおっしゃってましたが、 本当にいつも心に残るライヴを見せてくれます。
曲も、歌詞もメロディーも、誰もが共感するのではないかと思う、率直な悩みや思いが 綴られていて、とても好きです。奥井亜紀さん自身が、 「私の曲が好きな人は世の中をナナメに見ている人が多いみたい」なんて言ってましたが、 それって挫折したり悩んだり苦しんだりしたことがある人たちが共感するんだと いうことなのではないかと思いました。誰だって挫折したことはあると思うし、 そういう意味では誰もが共感するところのある歌を作っているのではないかと思います・・・
最近はギターだけをバックにライヴ活動されていたようなので、河野さんが参加するのは 久々だったのではないでしょうか。

以前NESTでワンマンライヴをやった時にはかなりぎゅうぎゅう詰めで大変だったのですが、 今回はもっと広いO-WEST(旧ON AIR WEST)で、後ろの方まで人で一杯でしたが、 椅子席の後ろだったこともあって、かなり良く見られてラッキーでした♪
今回のライヴはデビュー10周年記念ということもあってか、 開演前、ステージ後ろのスクリーンでは奥井亜紀さんの懐かしい時代のビデオクリップが 流れ続けていました。なんだか誰だかわからないくらい、今と髪型もメイクも違っているなーと 思って見ていたのですが、後で奥井亜紀さん本人が、 「皆シーンとして見てたけど、さっきのはは笑うとこやってんけどなあ」(バリバリ関西弁です(汗)) と言ってました(笑)
さて、メンバー登場。今回の編成は、アコースティックギター、ベース、パーカッション、 そして河野さんのピアノというかキーボード、のアコースティックなバンドでした。 河野さんはYAMAHAのキーボードというよりは電子ピアノ?で音も一種類で本当に 「ピアノ」という感じでやってました。
昨日のちょっとワイルド?な感じとはうって変わって、今日の河野さんは黒の革ジャケットに 赤ブチ眼鏡(!?)で大人な感じです。眼鏡がずれるのか、弾きながらしょっ中眼鏡をずり上げる仕草が なんか「先生」って感じでしたねー(?)
そんなこんなで始まった1曲目は「アウトレット」。1コーラス目はピアノがなかったので、 河野さんはずっと手拍子で客席を煽って?ました。
MCをはさんで次の曲は「さよならびより」河野さんの軽やかなピアノで始まるのが印象的でした。
続いては私もライヴで何度も聴いておなじみな「Iのこころ」ですが、アレンジが パーカッションを活かしたラテンっぽい?アレンジになっていてカッコ良かったです。
ここで河野さんは一旦退場。入れ替わりにヴァイオリンの増田太郎さんが入り、 アニメのエンディングテーマだったというWIND CLIMBINGをやりました。
続いては「0.99」、そしてこれは私もお馴染みの「ゆきうさぎ」が続きます。 「ゆきうさぎ」では、河野さんがいる時は「最終列車〜♪」のところでコーラスが 入るのですが、河野さんがいなくてちょっと寂しかったかな・・・。でも 奥井亜紀さんがすごく気持ちが入って涙ぐんで歌っていて、 思わずもらい泣き!?してしまいました(汗)
ここで河野さんが再登場。「しあわせのいろ」を演奏します。
曲が終わると、奥井亜紀さんが「ここメンバー紹介するとこじゃないんだけど 私はバンドのつもりでやってるから・・・」とメンバー紹介しようとしたのですが、 既に退場していた河野さん(汗)「あっもういないわ(汗)あにやんでしたー」 と慌てて言う奥井亜紀さん(笑)(河野さんのことを奥井さんは「あにやん」と言います(笑))
そして他のメンバーも退場して、奥井亜紀さんがピアノ弾き語りで「大樹」を やりました。この曲、河野さんのアレンジでやることもあって、それだと河野さんのピアノが バリバリに聴けてよかったのですが・・・でもやはり名曲です。
続いてギターだけが入り、デビュー曲の「銀のスプーンで」、ベースも加わり、 これもアニメで使われたという「魔法の呪文」、ヴァイオリンが入って「泣くもんか」 と、だんだんメンバーが増えて行く構成。 そして河野さんも加わってフルメンバーで「もう何にもいらない」を演奏しました。
続いてはピアノのイントロで始まる「はじめの一歩」。そして、「夢の帆船」 と続きます。この曲はピアノのアルペジオが印象的でした。
続いてギターのイントロからしばらくアカペラで歌われるLOST MELODIES。しっとりした バラードです。続くCANDY POTも静かな曲でした。
ここからは元気な曲が続きます。パーカッションのリズムからリズミカルなピアノに続く SPARK、続いてはギターのリフで始まる「あしかになってしまいたい」、 珍しくベースで始まる「明日は明日の風まかせ」
ここまで終わって、踊りまくっていた奥井亜紀さん「ダイエットコース終了」と(笑) そして本編最後は、幼い頃もっと素直になれば良かった、という思いを歌ったAKAで終わりました。

アンコールが始まると、河野さんがジャケットを脱いで白いシャツ姿で登場。 奥井亜紀さんが「着替えたんだー」と言うと、「上脱いだだけや」と河野さん。 そこでなぜか衣装の話になり、「あにやんと私は同じ服もってるんだよね、プーマのジャージの。 あにやんが着ている服はいつも私が着たい服なのよね」なんて言ってましたが、 これはちょっと分かるかなーと(笑)河野さん結構カワイイ服持ってますよね・・・
でもこんな話をしてから、「またDVDに入れられないMCをしてしまった・・・」なんて言ってました(笑)
アンコール1曲目はMY BEST SONG。歌詞の内容は忘れてしまったんですが、この曲も なんだか泣いてしまいました。曲が終わったら、奥井亜紀さんも泣いていたことが判明(汗) やはりもらい泣きだったか・・・(笑)なんだか客席で一緒に歌っている人を見たら泣けてきて しまったのだそうで・・・
「次の曲も一緒に歌ってください」なんて言って始まった2曲目は、 私にもお馴染みの「晴れてハレルヤ」。「歌って」と言われたからと、最初の アカペラのところから一緒に歌っている人がいて、ちょっとなんだかなーと思いました(汗)
そして最後はYOU ARE THE ONLY MELODY
曲が終わると、「DVD用に皆で並んじゃったりなんかして」ということで、 メンバー全員がステージ前に並んで手をつないで万歳、というヤラセもやってました(笑)

拍手がなりやまず、2度目のアンコールでは奥井亜紀さんが一人で登場、 最新アルバムのタイトルでもあるCOCOLOTOを弾き語りで歌いました。
後でもらったセットリストを見てわかったのですが(そういうものもらったから こんなレポ書けたのですが(笑))、この曲、アルバムタイトルにもかかわらず アルバムには入ってないんですねえ・・・不思議です。

終わってみたら2時間半を超える長ーいライヴでした。曲数も20曲超えてたし・・・ 昨日のURUGOMEといいい、なんか長いライヴ続きで(汗)
でも、久々の奥井亜紀さんのライヴ、河野さんのしっとりとしたピアノも 楽しめましたし、何よりも奥井亜紀さんの心のこもった歌で心が洗われるような いいライヴでした!
この日のライヴは2月25日にDVDで発売されるそうです!(詳しくはTOPの最新情報をご覧下さい(汗))
次のワンマンはまた河野さんは出演しないようですが、また出演することがあったら 是非行きたいと思います!


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