GRAND PRIX 2007.11.23 原宿ASTRO HALL

いや〜、GRAND PRIXのライヴレポをUPする日か来るとは思いませんでした・・・!ってDRAGON FLYの時も書いたような(笑) 今年は久々のライヴが二つもあって、こんなこともあるんだなあ、という感じです。 DRAGON FLYは5年ぶりでしたが、GRAND PRIXはなんと15年ぶり! そんなわけでライヴレポ行ってみます! 当日は開場1時間前からグッズ販売があるということで、30分前に行ってみたら、トートバッグは売り切れ、Tシャツはブラック以外は サイズ150しか残ってないという・・・(汗)しまった、甘かった・・・カーキグリーンの欲しかったなあ。 GP後期にローディーとして活躍していたハルクが売り子さん?をやってて、おお、と思いました(笑)今回のグッズの製作と販売をてがけてるんですよね。 後でMCで、他にもかつてのスタッフがたくさん終結していたと言っていました。見えないところで活躍していた方もいらしたんでしょうね。 今回チケットは200番台終盤まで出ていたようですね。300は行かなかったのかな? 場内は人でいっぱい、でもぎゅうぎゅうで酸欠とまでは行かない、ほど良い込み具合でした。メンバー的にはもうちょっと入って欲しかったのかもしれませんが、 観ている方としては快適で良かったですよ〜。 開演前には、ステージ前のスクリーンになんとなつかしのプロモーションビデオクリップが。 昔TVKの「ミュージックトマト」とか毎回チェックしてビデオクリップ録画してたなあ・・・と懐かしく思い出しました。 流れたクリップはShow Me the Way、Bodies、Tears & Soul、Rising Sunでした。 そしてRising Sunが流れている途中から客電が落ち、スクリーンが上がるとSEが・・・おお、これはRockn'Roll Workerのライヴバージョンのイントロのアレンジバージョン! ちょっとリズムアレンジしてあったりして新鮮な感じ。 そしてメンバー登場! すでに信夫さんや河野さんのブログでリハーサルの写真などがupされていたので、他のメンバーの現在のお姿?は知っていたのですが、 実際に生で見て・・・意外と変わってないなー、となんだか嬉しかったです。 そして、メンバー皆、客席いっぱいのファンを見て嬉しそうに目を輝かせていたのが印象的でした。なんだかこちらも嬉しかったですよ。 ここでR&R Workerが始まるのか・・・と思ったら、なんと始まったのはTreasure Huntingでした! 実は開場前にCさんと「1曲目は何か」と予想していて、私はR&R Worker、CさんはTreasure Huntingだったんですが、 Cさん大当たりでした! しかし、R&R Workerは結局やらなかったんですよね・・・最近R&R Workerが一番お気に入りだったのでショックです・・・ でもまあ、Treasure Huntingも聴けて嬉しかったんですけどね。初めて聴いた時もカッコイイ曲だなあと思ったものでした。 キーボードは機材が15年前と全く違うので、河野さんは以前と同じ音を作るのに大変苦労されたようですね。 確かにちょっと違う音になってましたが、でもそこは河野さんが弾いてればGRAND PRIXですから・・・! リアレンジが必要かとも思ったけどオリジナルのままで大丈夫かも・・・ともブログで書いてましたが、 本当にそのままのアレンジで、嬉しかったですね。今の河野さんのテイストが入ったアレンジも聴いてみたかったけど。 全体的に河野さんのキーボードは控えめで、GRAND PRIXではこうだったんだよなあと久々に思いました。 URUGOMEの演奏を初めて聴いた時、こんな超絶技巧があるのにGRAND PRIXではあえてシンプルにやってたんだなあ・・・と思ったのを思い出します。 GRAND PRIXでは一人のプレイヤーというよりもバンド全体のサウンドプロデューサーなんだなあ・・・と思いました。 GRAND PRIX観てると、なんだか他のバンドよりも自然にヴォーカルの信夫さんに目が行くような気がします。 信夫さんにGRAND PRIXの曲が合っているのかもしれませんが、これももしかしたら河野さんのプロデュースの力かも・・・なんてことも今回初めて思いました。 信夫さんは、URUGOMEやオサメタで観るいつもの信夫さんそのままで、なんだか信夫さんを見ていると「懐かしい」という感じがしませんでした(汗) まあ河野さんもそうなんですが・・・ 信夫さんが後でMCで「15年ぶりじゃなくて2,3年ぶりみたいな気がする」と言ってましたが、観ているこちらもそんな感じがしました。 新介さんは大分痩せられていて精悍な感じ?になってましたが、なんかドラムも当時よりグレードアップしていたような。 15年の重み・・・かな? ニコニコ満面の笑顔で叩く姿に、ああ、新介さんだあ・・・と懐かしかったです。 上村さんはブランクが長くて大変・・・と聞いていましたが、全然問題なかったですよー。MAKE-UP復活の時の池田さんの方が大変そうでした(汗) 南さんはプレイもステージアクトも大人しかったような気がしますが、相変わらず上手いですよね。 メンバーがほとんど現役で音楽を続けているというのも、自然に見られた原因のかもしれません。 ホントに自然にバンドとしてまとまっていて・・・。 あ、バスドラムのヘッドとベースに、「GP」の新ロゴがついてました! 続いてMCをはさんで、「皆のことを思って作った曲」とくればあれですよね・・・ というわけで2曲目はDrive on Roadでした! ファンも大好きなこの曲・・・でも2曲目はちょっと早かったかも? 続いては窓を捜せ。ちょっと意外な選曲でしたが、この曲好きなんで嬉しかったですねえ。 そしてShow Me the Wayと続きます。このあたり、ちょうどShow Me the Wayのシングルが出る前に初めてこの2曲を聴いた時のことを思い出しますねえ。 確かインクスティック芝浦で。カッコイイ! と思ったものです。まだタイトルも「窓を捜せ」じゃなかったなあ・・・ ここで再びMCに。歌詞が熱すぎるくらいのメッセージソングだよね、という話をしてました。 それにしても信夫さんのMC、当時よりも面白くなったなあと(汗)ここでも15年の重みを感じました!? そして「究極のメッセージソング」と言って始まった次の曲はNo Colorでした。 そうか、究極のメッセージソングなんだ・・・知りませんでした(汗) でも、初期GPの名曲、いい曲ですよね・・・! 初めてライヴに行ったときから聴いていたので、懐かしさもひとしおで。 しみじみ聴いてしまいました。 途中信夫さんが歌詞を忘れる場面がありましたが、すぐに客席から歌が聞こえて来たあたり、皆すごいなあと(笑) 続いて、今度は「究極のラブソング」ということで、Never Lose Your Love。 これも久々で・・・なんか今聴くとストレートすぎて恥ずかしい気もするけれど(汗)懐かしかったです。 この曲は河野さんが歌ったバージョンが印象的でしたねえ・・・GRAND PRIXじゃなかったけど。 ここで再びMC。今度はメンバーにも挨拶してもらいましょう、ということでまずは上村さんから。 信夫さんによると、上村さんは今ではディレクターをやってるんだそうです。 で、当の上村さんは、「皆何を聞きたいのかなあ〜? あれからどうしてたか? それは長くなるで〜」 と前置きしておきながら、結局普通の挨拶で終わりました(笑) 続いては新介さん。「幸せなことにまだ音楽を続けられてます。これからも応援してください」みたいな内容だったかな。 続いては南さん。「皆しゃべるの上手いよね。しゃべるの苦手で・・・」と昔からステージではほとんどしゃべらなかった南さん、変わってないな〜と思いましたよ。 「始まるまで、お客さん入ってくれるんだろうかと心配だったけど、たくさん来てくれてありがとう」というような挨拶でした。 で、最後は「キャプテン河野陽吾!」と懐かしい紹介で河野さん。 皆に行方不明だったと言われていた南さんと「年賀状をやりとりしていた」という事実を明らかにしてました。 また年賀状ですか(笑)うるゴメ再結成のきっかけも、河野さんがナルチョさんと年賀状のやりとりしていて連絡がついたから、 だったですよね。意外と(!?)マメなんですねえ。 で、そのまま次の曲に入ろうとする信夫さんに、客席から「信夫さんの挨拶はないのか?」とばかりにブーイングが。 そうしたら、河野さんが、「今はNoB(エヌ・オー・ビー)なんて名前になってますが、当時は山田信夫でした!」 なーんて紹介をしてました(笑) そして次の曲は、「今度もラブソングだけど、もう30年近く前の・・・」ということで、15の恋の歌My Sweetest Heart をやりました。ちょっと意外な選曲? そして次は大曲Long Way Home。これもちょっと意外な選曲かな、でしたが、これもまた名曲ですよね。生で聴けて嬉しかったです。 ここでまたMC。またメッセージソングの話・・・だったかな。 で、いきなり「絶対に忘れちゃいけないものは何だと思う?」と観客に質問する信夫さん。 そんな抽象的なこと言われても答えられるわけが・・・(汗)客席シーン、返ってくる答えもバラバラ(汗) それもまたおかしかったですけどね。 そして答えが何だったか忘れてしまいましたが・・・(大汗) そんなこんなで、辛いことがあっても皆がんばろう、みたいな流れで、次の曲はBodiesでした。 そう、この曲には随分救われたなあ・・・と私もしみじみしながら聴きました。 ここから後半戦? GRAND PRIX's Boogieのイントロが始まりましたが、昔からのファンが多かった私の周辺では 皆一斉に手拍子を始めて、なんか昔に戻ったみたいだなあと不思議に懐かしい感覚でした。 この曲、CDで聴くことはほとんどなくて、ライヴで聴かなきゃ意味がない、という曲だったので、 本当に聴くの15年ぶりくらいかも・・・だったのですが、始まるとすーっと昔に戻れましたね〜。 皆で一緒に拳を振り上げながら、こんな楽しい曲だったんだなあ・・・と思い出しました。 続いてのイントロはHill of the Rock。河野さんのブログでの最初のリハーサルの様子だと、 上村さんの都合(!?)でミドルテンポの曲ばかりやった・・・なんて書いてあったので、Hill of the Rockはやってくれるのかな・・・ とやや心配していたので、余計に嬉しかったですね。 上村さんはベースソロも難なくこなしてるようで、なんだ全然平気じゃん・・・と思いました(笑) キーボードとギターのかけあいはちょっと短めでちょっと寂しかったかな。まあ長いとベースも大変なのかもですが。 続いてはYoung Boy's Soulで、これも盛り上がりましたねー。このあたり、解散直前のライヴのノリそのままで嬉しかったです。 この2曲大好きだったので・・・ そして続いてPoker Face。これもライヴでよくあった曲順だなあ。皆大好きだから、盛り上がりましたね。 「手を伸ばせば・・・」のところで一斉に手が上がるのも懐かしい感じで。 しかし、最後のサビのところ、皆が手を伸ばしているのにそこを飛ばしてしまった信夫さん・・・皆の伸ばした手が〜(汗) ちょっと悲しかったです(汗) ここで「最後の曲になりました」で客席からは懐かしの「ええ〜」の声。 でも本当に、「もう終わり?」と思ってしまいましたけど、考えてみたらPoker Faceでラストかラスト2の流れですよね・・・ 後で数えてみたらこの時点ですでに14曲。しかもLong Way HomeとかGRAND PRIX's Boogieとか長い曲もいれて、ですから。 それでも短く感じてしまいました。ワンマンライヴでこんなこと、ここ数年なかったなあ・・・ 最後の曲は、「国道沿いのアパートで河野と二人で作った曲です。この曲で皆が集まってくれました」 ということでTears & Soul。絶対に毎回やっていたこの曲。ラストライヴで泣きながら歌ったのを思い出すなあ・・・ 今回はラストライヴの悲壮感?もなく、皆でなごやかに拳を振り上げて、盛り上がって本編終了となりました。 アンコールの声はあまりなかったけれど、拍手がつづくなか、再びメンバー登場。 そしてやったのはSecret Hurricane。ちょっと意外な選曲かな。でもそういえばよくアンコールにやってたかも。 そして次は「15年前に泣いちゃって上手く歌えなかった曲を歌います」と曲に入ろうとしたら、 なぜか水を飲んでる新介さん・・・(笑) もう一回「15年前に泣いちゃって上手く歌えなかった曲を歌います」と仕切りなおして、Longest Nightをやりました。 ああ、あの時はまるで自分たちのための曲のようだ・・・とボロ泣きしたなあ・・・と懐かしく思いながら聴きました。 この曲も聴くのすごく久しぶりだったのですが、今聴いてもやっぱりいい曲だなあと思います。 前回泣いちゃったという信夫さん、今回は笑顔で歌ってました。もう「昔話だと笑えるその時」になったのかなあ・・・メンバーにもファンにも。 ここでまたメンバーは引っ込みましたが、電気もつかないし、まだOpen Your Eyesやってないしなあ・・・ と思ったらやはりもう一度アンコールありました。 メンバーは新発売のGPTシャツを着てました。新介さんと上村さんがオーガンジーの、南さんは黒のフロントプリントの、 河野さんはカーキグリーンのを着てましたが、最後に出てきた信夫さんは、赤のTシャツ。 さらに同じ赤のキャップも取り出して被ってましたが、河野さんによると、信夫さん特別仕様なのだとか。 でも河野さん続けて「あと何日かしたらヤフオクに出てるで」とか言ってましたが(笑) というわけで、信夫さんがキャップを被ったらやっぱりこの曲、ということで、Open Your Eyesでライヴ終了、でした。 最後は信夫さんがさっさと引っ込んでしまって、仕方ないので残った4人で万歳を(笑) と思ったら信夫さんも戻ってきて、ちゃんと5人で万歳やりなおしました。何か取りに行ってたみたい? 最後に信夫さんが「今後のこと何も決めてないんだけど、この後飲み会で話しまーす」と。 「詳しくはHP観てね」ということで、そのうち発表がある・・・かな? そんなこんなであっという間に感じたライヴでした。前にも書いたけど、ワンマンでこんなに短く感じたのは本当に久しぶりです。 解散ライヴの熱狂振りを思うと、わりと静かなノリだったかもしれませんが、個人的には押しつぶされたり見えなかったりしなくて、 快適に観られて良かったです。 ステージ上のアクションも、ステージが狭いのもあってか割とおとなしめだったかも。以前のようなやんちゃさがなくなって落ち着いたパフォーマンスだった、ということかな? でも、なんだかいい意味で気負いのない、アットホームなライヴだったなあと感じました。私はそんな感じで素直に楽かったです。 今後も活動して欲しいなあと思いますね。できれば新曲も聴きたいし。 今度はRockn' Roll Workerもやって欲しいし(笑) 今後の活動に期待したいですね・・・!