2006.2.9 トロント指輪ミュージカル その2
休憩〜第二幕
休憩はプログラムによると20分となっていましたが、もっと長いような印象でしたが・・・
一幕の時もそうでしたが、始まる5分前のベルとか、開幕のベルとかが一切鳴らないのですよね。
そのためか、始まってから入ってくる人がゾロゾロとかなり大量にいました・・・(汗)
第二幕はモリアからロリアンへ向かうシーンから始まります。
皆が走る中、レゴラスがガンダルフの追悼の歌を歌います。
これもシンダリンなのかな。エスニックなイメージの曲ですが、
これがまたとても印象的でした。レゴラスの歌が皆の悲しみを表しているようで。
やがて一行はロリアンに入ります。ロリアンに入ると、鳥が囀っているような不思議な声が聞えてきます。
ロリアンのエルフの歌、ということのようですが、かなりエスニックな雰囲気です。
こちらの記事
にちょうどこの時の音楽がmp3で聴けるようになってます。(☆印の2行下のhereというところをクリック)
やがてハルディアが登場し、旅の仲間たちは目隠ししてロリアンに入ることに。
でも「ドワーフの強情っぱり!」とかそういうのは全くなかったと思うので、あまり意味がないような・・・
そして目隠しで梯子まで上らされていたのが・・・(汗)
木の上を上りきると、カラス・ガラゾンの宮殿?に到着。木の枝が傘のように開きます。
この写真は
こちらの記事の右のフレームのフォトギャラリーの2枚目にあります。中央にいるのはガラドリエルです。
そしてガラドリエル登場。ケレボルンはいないもよう・・・(笑)
このガラドリエル、頭から枝が生えたような、きんきらきんのルックスで、かなり度肝を抜かれます(汗)
テレビCMを見た時にアップで映っていて、「まさかこれガラドリエルじゃないだろうなあ・・・」と思っていたらやっぱりそうでした(笑)
そのまま、水鏡はないもののフロドとガラドリエルの会話に。I pass the testの後、
「おやすみなさい」と言ってフロドを眠らせて、眠っている間に贈り物をあげてました。
そしてガラドリエルのソロナンバーが。かなりエスニックな感じで、イメージ違う・・・と思う人もいると思いますが
(実際そういう評もあったし)、力強くて上手かったことは確かです。私は結構好きだなあ。
映画のイメージと違うのがいいかなあと。
こちら
の右フレームの三番目の写真の下のリンクをクリックすると、mp3でガラドリエルの歌がちょっと聴けます。
実はこれはシェロブの洞窟で波璃瓶を掲げるシーンなんですけど、実は。
他の旅の仲間も眠っている間に贈り物が渡されて・・・なんかサンタクロースみたいですが(汗)
これが結構泣けてしまいました。
ロリアンのシーンが終わると、すぐにアモン・ヘンについてたような。舟には乗ってなかったかも。
フロドとボロミアの争いの場面、フロドが消える前にいきなり後ろ向きになってマントのフードを被って・・・
なんてやっていたので、「あ、そろそろ消えるんだな」と丸わかりでしたが(汗)でも上手い演出だったとは思います。
でもマントを残して消えたはずなのに、その後もマント着てたんですけど・・・(汗)
フロドが消えた後のボロミア、我に返ってフロドに謝って・・・というあたりがなかったのは残念。
ここは映画もラジオドラマも泣けたところなのに・・・
そして、ボロミアはメリピピを助けるものの、連れ去られたのは見ずに死亡・・・(汗)
メリピピが連れ去られたのは、後から来たレゴラスとギムリか見届けていたみたいで、報告してました。
フロドとサムのことも報告してたので、この二人のことも見てたのか? 追いかけろよ・・・(汗)
アラゴルンがボロミアを看取るところ、ボロミアが「Our people」と言って喜んで?いたのがまたしても映画と被ります・・・
アラゴルンはここで初めて名乗ります。そして、かばんから折れたる剣を取り出し(・・・)、自分がゴンドールの王だと明らかにします。
2幕まで本名明かさないから、このミュージカルでの役名は「Strider」なんですね。
場面変わってメリピピは木の鬚と遭遇します。この木の鬚が、長〜い竹馬に乗った、普通の人、なんですよね。
長〜い鬚と、なぜか山高帽を被ってました・・・体はワイヤーで吊ってました。
こちらの右のフレームのフォトギャラリーの5枚目にエントの写真がありますね。
これはエントムートですね。
ビジュアル的には面白いと思うのですが、エントらしさとしてはどうでしょうねえ、うーん。
これではメリピピを持って歩いたりできないし。
ちなみに木の鬚はバタバーさん役の人がニ役でやってました。
エントムートの結果もすぐに出て(汗)すぐに行進に行くエントたち。
そして、歩いてエントの行進について行くメリピピ・・・かわいそう・・・(大汗)
フロドも裂け谷まで歩かされてたもんなあ・・・(汗)
アラゴルンたちはファンゴルンでピピンのブローチを発見しますが、ガンダルフはまだ登場せず。
確かに、この時点でニ幕が始まったばかりで、一幕最後で堕ちたガンダルフが再登場するには早すぎるタイミングだと思いますが・・・
そして、どういう展開なのかよくわからなかったのですが(汗)アラゴルンたちはガンダルフがいないままローハンに向かうことに。
エドラスでは、なんとガンダルフがいないまま、アラゴルンの言葉でセオデンが甦ってしまいます〜(汗)
い、いいんでしょーか(汗)
しかも、蛇の舌はいないんですよね・・・ってことはセオデンなんで弱ってたんだ?(汗)
甦ったセオデン、鎧兜をつけますが、ローハンの鎧がなんだかバイキングぽい野生的な鎧で、
二の腕丸出し。セオデン役の方、ガンダルフ同様結構若い人みたいで、二の腕だ逞しくてかなり若いイメージで・・・(汗)
なんか急に若返りすぎ、という感じでした(汗)
あ、エオウィンも登場しましたが、メチャメチャかわいい人でした!
そして、ヘルムなんだかアイゼンガルドなんだか・・・の戦いの始まりです。
こちらの記事の右フレームのフォトギャラリー
の5枚目にあります。
ちなみにミュージカル公式サイトの最初に出てくるトレイラーの音楽はヘルム峡谷のシーンの音楽です。
回り舞台がさらに何分割化され、それぞれ回りしながら上下もするという、かなり複雑な動きをする凝った場面です。
どんな動きをするかは、こちら
の右のフレームの二番目の絵をクリックすると、CGモデルで見られます。
しかし、この装置、かなりトラブルがあるようで(汗)プレビュー初日でもいきなり止まってしまったそうですし、
正式に開幕してからも動かなくなったことがあるそうです。
そして、この複雑な装置のおかげで、逆に戦闘シーンの迫力がなくなったような気も・・・
舞台の動きが複雑なので、逆にあまり人は派手に動けないですし、上に乗れる人数も少なくなるし・・・
だいたい、戦闘に参加している人数が少ないんですよね。女性は参加しないし、男性が半分ずつ敵味方になるから・・・
オークの動きとか、リハーサルを見た時にはアクロバティックな動きに思えましたが、
オークの人数がほんの数人だし、思ったほどの効果はなかったですね。勿体無いと思いました。
そうそう、白の手の旗がなぜかせんすでした(汗)
そして、この戦いの最中にガンダルフが登場。何やらエントを連れてきたぞ、みたいなことを言っていたように思うのですが、
エントたちは自分たちでアイゼンガルドに行くことを決めたのでは・・・?(汗)
あ、もしかしてアイゼンガルドじゃなくてヘルム峡谷だとすると、ガンダルフが途中で「サルマンはアイゼンガルドじゃないよ」
と教えて連れて行ったということになるかもしれませんね。
戦いが終わり、メリピピは旅の仲間たちと再会を喜びます。まずレゴラス、ギムリと抱き合うメリピピ・・・
アラゴルンが余っていたのが・・・慕われてないなあ、ミュージカルの馳夫さん(笑)
ここで、私のメモによると「ガンダルフはピピンの方がかわいいのか?」と書いてあります(汗)
何があったんだっけな・・・ピピンだけ肩を叩いたとか、そんな感じだったでしょうか(汗)
場面変わってフロド・サムルート。ついにゴラムが登場します。
ゴラムは、頭も含めた全身タイツの衣装だと思うのですが、まばらな髪の毛や服の切れ端がまとわり付いていて、
意外にも違和感をさほど感じることのない衣装でした。なかなか頑張ったと思います。
ゴラムの姿はこちらの写真などで見られます。
この方の演技がなかなか良くて、ゴラムに関しては合格点以上をあげられる感じでした。
ただし、「Gollum, Gollum」と咳き込む感じがアンディ・サーキスのゴラムと似てたかな・・・(汗)
話の展開ではどうやら黒門前に行くのをカットしてすぐにキリス・ウンゴルに向かっているようでした。
(ファラミア出てきませんからイシリアンもないし)
この、おそらくキリス・ウンゴルの階段かと思われる場面で良いシーンが。
フロドとサムが、原作どおりの「もし自分たちのことがお話になったら」という会話を、歌で歌います。
三拍子の普通の歌(他のエキゾチックなのに比べれば(汗))なのですが、この歌が心に沁みましたね・・・
ちょっと泣けてしまいました。
ミュージカルではサムが先に眠ってしまい、眠ったサムにフロドが語りかける形で同じメロディを歌うのですが、
ここがね〜(涙)なかなか素敵なシーンでした。
そして眠ってしまった二人のところにゴラムが忍び寄ります。ここで原作どおりの展開か・・・と思ったら、
いきなりスメアゴルとゴラムの葛藤に・・・なんで原作どおりにしないかね!!
ゴラムがフロドからつらぬき丸を奪い取って、あわやフロドを刺し殺そうしていたのもうーむ、でした(汗)
気づかないフロドも間抜けだし・・・(汗)
ここ、素晴らしいシーンになったかもしれないのに・・・かなり残念でした・・・
一方アラゴルンはどういう経緯だかよくわかりませんでしたが(このあたり語学力不足のせいです(汗))死者の道へ行くことに。死者の道自体の場面はなかったと思いますが。
死者の道に行く前にアンドゥリルがアラゴルンに届けられます。うーん映画と同じ展開(汗)
エルロンドが届けたのかどうかは自分で書いたメモに書いてないのでわかりません・・・違ったかも。
しかしちょっと待て! 折れたナルシルはアラゴルンが持ち歩いてたんじゃあ? ボロミアが死んだ時かばんから出してたじゃん!
何から鍛えなおしたんだよアンドゥリル・・・(汗)もしかしてアラゴルンが持ち歩いてたのダミーだったりして(汗)
そして、遠く離れているアルウェンと二人デュエットするアラゴルン・・・(汗)
このあたりでニ幕終了、だったでしょうか。
シェロブは三幕回し、というのもどうにも映画の展開と似ていてうーむ、でした・・・